6月1日 木育体験

 今日は、木育体験でTree to Greenの方が来園され、年中児、年長児はひのきのおにぎり作りをしました。木の役割、空気をきれいにすることを絵芝居で教わり、木の大切さを学んだあと、年少児はひのきのおにぎりを一人1個ずついただき持ち帰りました。日本には木がたくさんあっても、老化していて二酸化炭素を十分に取り込み、良い空気に変えることがなかなかできなくなっているとのことでした。年中児、年長児に渡されたおにぎりの木にはサッカーボール3個分の二酸化炭素が閉じ込められていて、燃やすと二酸化炭素が出てきてしまうのだそうです。そうすると大気汚染につながり、環境に良くないという話は衝撃的でした。また、60歳くらいの木から作られた「おにぎりの型」の端材がこのおにぎりでしたが、60年も生きていたものにやすりかけをするのに、簡単に完成するわけではないということを話していただきました。ひのきの良い香りがホール中に充満して、「温泉のにおいがする」という子どももいました。「もう疲れた」「もういい?」と聞いていた子どももその話を聞いて頑張りました。それも大切な心だと思いました。やすりかけができるようになると、絵本「どうぞのいす」の椅子も自分で作ることができることなども途中途中に話していただき、さらに頑張ることができました。根気良く作ったものは、最後に米油を塗っていただき、尊いおにぎりとなりました。最後は「どうぞのいす」に座らせていただきました。小さいのに300キロの人も座れると聞いて、みんなびっくりでした。植える→育てる→作る→使うの循環が地球環境をよくするSDGsだということも学べましたね。